パナソニックのビルトイン食洗機が突然の水漏れエラー
パナソニック食洗機NP-P45X1P1は、11年目にして水漏れを起こしました。ある日、ピーピーピーピーという電子音が鳴り続けて止まらないことから、故障に気づきます。
前兆は、少しありました。
少し前から、ごくたまに、途中で食洗機が止まってしまうということがあり、庫内に3分の1くらい水がたまったまま、洗いが完了していないことがありました。
家族の誰かが、食洗機を途中で開けてエラーになっちゃったのかなと思って、あまり気にとめていませんでした。
今考えると、すでに水が少しずつ漏れていて、水漏れセンサーが反応していたんだと思います。
故障の場合は放置せず、メーカーに安全対策の指示を受けましょう
自分で修理するにしても、買い換えするにしても、壊れたままの食洗機を放置するのは危険です。
感電したり、火事になったりするのは、避けたいですよね。
電話で問い合わせができるので、メーカーにどんなエラーが出ているかを知らせて、漏電や火事の危険がないように、適切な安全対策の指示を受けることをおすすめします。
私の場合は、メーカーに指示を仰いだうえで、食洗機用のブレカーを落とし、点検口からも電源コンセントが水に浸っていないか確認し、安全確保をしていました。
修理を頼まなくても、緊急避難的な安全対策については教えてくれますよ。
修理か買い替えか
食洗機が故障すると、修理するか買い替えはすごく悩みますよね。
ビルトイン食洗機は業者に頼んで取り付けてもらう家庭が大半で、取付工事費込みで10万以上かかることも普通です。
今調べている方は、できれば自分で修理するか、買い替えるにしても自分で取り付けたいなと思っている人も多いかもしれません。
うちの場合は、11年目の食洗機ということもあり、業者に頼んで修理ということは頭にありませんでした。
修理にもそれなりの出費が予想されたので・・・。
たとえ修理して直っても、あと何年使えるかを考えたとき、買い換えた方がいいかなという結論に達していました。
あとは、自分で修理するか or 買い替えか・・・。
最初の段階では、買い換えるとしても、業者に頼むか、自分で取り付けるかを決めていませんでした。
業者修理→✖️ 修理費用をかけてもあと何年使えるか分からない
自分で修理→◎ 10年越えの食洗機なので、修理失敗でも買い替えればOK
業者交換→◯ 修理不能・修理失敗の場合
自分で交換→○取り外した後に、出来そうだと思った場合
こんな感じで、考えていました。
自分に出来そうか、まずはビルトイン食洗機の情報収集
まったく分からない素人が修理や交換をしようとするのだから、情報収集は念入りに行いました。
修理や交換に役立ったもの
- ビルトイン食洗機の故障・交換の様子が書いてあるブログ
必ずしも同じ型番の食洗機である必要はありません。メーカーが同じであれば、型番違いでも参考になります。
写真付きのブログもあって、ネジの位置や普段見ることのできない裏側など、自分でやる前にイメージができるようになったので役立ちました。
とにかく、いろいろなサイトを見ました。(業者じゃなく主に個人のサイト)
人によって、状況が違うし、苦労したところも違う、原因も違うので、それぞれのブログから得られるものがありました。
ただ、いろいろ見ていくと、よく壊れる箇所というのはやっぱりあるみたいで、実際に自分が取り外したときには、ここをチェックしようなど事前に手がかりになりそうなヒントを得ることができました。
- メーカーHPにある施工説明書
パナソニックのHPにある施工説明書はとても参考になりました。
10年以上前の古い機種でも掲載されているところがいいですね。
まずは、自分の機種の施工説明書を確認してみましょう。
パナソニックビルトイン食洗機プロ用資料
現行機種については、左のタブにあります。
本来は、取付業者用の説明書なんでしょうが、食洗機の取付手順が図解入りで書いてあります。
今、自分の食洗機がこんなふうに取り付けられているんだというのを理解できたのが役立ちました。
取付作業と反対の手順でやっていけば、取り外しができるだろう、なんとなく自分の中で具体的な作業手順が分かってきました。
- 教えてgooやヤフー知恵袋など
これも本当に役立ちました。
過去に食洗機について質問されているケースはもちろん参考になります。
また、リアルタイムで、作業をしていく中で発生した問題を解決するのにお世話になりました。
ただ、回答してくれるのはプロではない、あくまで普通の人ですから、それを全部鵜呑みにしては危険です。
そのため、ひとつの回答だけではなく、できるだけ複数の回答を参考にして、最後は自分の判断で解決策を実行しました。
最終的には、すべて自己責任なので、自分でもよく考えて、納得したうえで実行するのが大切です。
実際に素人が修理・交換してみて感じたこと
これはあくまでも私が感じた個人的な感想です。
それぞれの家庭で、設置状況なども微妙に違うし、参考になるかは分かりません。
取付よりも取り外しの方が難しい
取り外しができる人は、たぶん取り付けもできるんじゃないかと思います。
修理するにしても、まずは取り外さなければなりません。
取り外しができた人は、たいてい取り付けはそれほど難しく感じないのではと思いました。
まずは、取り外せるかどうかが分岐点かなと感じました。
手順は分かっていても問題が発生する
取り外しの手順も頭に入って、次にこれをやればいいのねと分かっていても、どうしてもうまくいかないことがありました。
他の人はこうやって出来てるはずなのに、どうして出来ないの?となって、作業が中断してしまうことも、1回や2回ではありませんでした。
私の場合、どのようなことで問題発生したかというと
- ネジもとって、食洗機を引き出せるはずなのに、引き出せない。
今なら施工説明書を見て、すぐに分かるのですが、私の機種は施工時に滑り止めシールが貼り付けてあり、ネジを外してもすぐに引き出せないようになっていました。
前に引き出すのではなく、一度滑り止めシールから本体を離すために少し上に浮かせるようにしたら、食洗機が動き、前にも引き出せるようになりました。
そんな簡単なことで?と思うかもしれませんが、そのときは本当に分からないんですよね。
自分でも、手順は分かっているし大丈夫かななんて思っていましたが、 まったくの素人は他の人がやってるみたいにスムーズにいかないんです。
その後もいろいろトラブルが発生します。
- 点検口が狭くて、ナットをうまく緩めることができない。
作業を難しくしているのが、点検口からの作業でした。
薄暗くて、狭いので、広い場所なら数分でできる簡単な作業に時間がかかりました。
懐中電灯も照らしながらだとうまくできないので、LEDランタンみたいなのを置いてやっていました。
普段からDIY好きの人なら道具もたくさんあるかもしれませんが、とにかく作業に合った道具を持っていないんです。
道具が大きすぎて、ナットを回転させるスペースがとれなかったり、逆に道具が小さすぎて役に立たなかったり。
作業途中で、実際にAmazonで道具を取り寄せたこともあります。
そうなると、その日の作業は中断です。
当たり前ですが、プロでない人がやると、お金は節約できるかもしれませんが、時間と手間がかかります。
- ホースを外すだけなのに、ホースが外れない
自分は、これに苦労しました。
本当に外すだけなのに、外れない。
がっちりかたまって固着しちゃってるんです。
強力接着剤でも使っているのかと思ったぐらいなんですけど、実際には何にも使ってないんです。
うちの施工業者は接着剤を使用していたんじゃないかなんて、疑心暗鬼にもなります。
思い切り力を入れると、その先の配管が折れちゃいそうと思うと、なかなか力を入れられませんでした。
さすがに、このぐらいの力加減でホースを外してくださいなんて教えてくれるサイトはありません。
外そうとトライして→挫折、外そうとトライして→挫折
そんなことを何回も繰り返していました。
壊れてもいいなら思い切りできるんですけど、配管を壊しちゃうと大ごとになるので、じわじわと少しずつ攻めていき、何かの拍子で外れたときは、すごく嬉しかったです。
あのときは、本当にホース外しで挫折しそうになりました。
まだまだ小さなトラブルは続きます。
- アース線が一番奥にあり、手が届きづらくて、うまく作業できない
特に女性に言えることかもしれませんが、手が届きづらいとか、力がなくて出来ないなどの問題が作業途中に出てくるかもしれません。
ただ、配管やコンセントの配置は各家庭で違うため、 環境によって作業のしやすさに差があることが考えられ、大きな障害になるかどうかはケースバイケースかなと思います。
取り外しの作業は記録をとっておくといい
面倒だとは思いますが、出来るだけ画像やビデオなどに取り外しの作業を記録した方があとで役立つかなと思います。
ネジの管理一つとっても、微妙に長さが違う箇所があるので、分かるように記録を取るのがいいです。
スマホ画像でも、ビデオでも、手書きのメモでも構いません。
覚えておくから大丈夫と最初は思っても、作業途中に、どうしてもすぐに解決できない問題が発生することがあります。
次の日に作業は持ち越しなんてことも私はありました。
そうすると、昨日まで覚えていたことも、次の日になると、「あれ?どこのネジだっけ?」という風になってしまいます。
微妙に長さの違うネジもあり、位置を間違えると、取り付けたあとに、少しガタ付きがあったり、すぐに緩んでくる可能性もあります。
素人だからこそ、面倒がらずに慎重にいきましょう。
分からないことがあったら立ち止まる、無理はしない
これは、私自身が常に思っていたことです。
素人だからこそ時間はかかっても慎重にやろうと心がけました。
分からないことがあったら一旦時間を置いてでも、問題解決に努めました。
また、自分の手には負えないと思ったら、費用がかかってもプロにお任せしようと決めていました。
なによりも安全が一番大切です。
取り外しの際の水に注意
食洗機の取り外し作業をするとき、止水栓を閉めて水が出ないようにしてから行うと思います。
私自身もそうした作業を事前に行いました。
そして、実際の取り外しのときには、止水栓を閉めていても多少残っている水が出るということも知っていました。
でも、予想よりもはるかに多くの水が出てきて、もしかして止水栓がきちんと閉められてなかったのではと思ってパニックになってしまいました。
皆さんも気をつけてくださいね。
うちの場合はたくさん水が出たので、そういうこともあるんだぐらいに知っておくだけで、心の準備ができると思うんです。
何か水受けみたいなものを用意する方がいいかもしれませんね。
食洗機の取り外しには、不要になったタオルなどもたくさん使ってしまいました。
本当なら1枚とかでも足りるのでしょうけど、やっぱり手際よく作業をすることができないので、たくさん使ってしまいました。
食洗機が重いので作業には工夫を
引き出した食洗機を床に一人でおろすのは腰を痛めそうだし、無理そうだなと思ったので、あらかじめ同じ高さくらいの台を用意して、いざ引き出すときは、ズルズルとそこにスライドさせていきました。
あまりの手際の悪さに先が思いやられる感じがしましたが、力がないので仕方なく・・・。
台があると、途中で一旦休憩もできるので、その意味でも楽でした。
無事食洗機を外せたら、いよいよ水漏れ箇所の確認です。
水漏れなら素人でも直せる可能性があるかも
水漏れのような目視で確認できるような故障であれば素人でも直せる可能性はあるかなと思います。
私が実際にやったことは、ブルーシートなどを敷いて、食洗機を別の場所で作動させて周りをじっくり観察することでした。
作動させるのは、電源コンセントや床などは濡れてないかしっかり確認したあとです。
感電すると危ないので気をつけてくださいね。
また、別の場所で作動させる場合には、排水をどこに流すかも考える必要があります。
すぐには気づかなかったのですが、しばらく食洗機を作動させると、小さなホースの付け根部分からポタッ、ポタッと水が落ちてきました。
食洗機を毎日引き出すうちに、自然と裏側のホースが引っ張られて少しずつズレてきて、そこから水漏れが発生したのが原因でした。
特に亀裂があるわけでもなく、見た目も劣化している感じはなかったので、ホースをグッと入れ直して終わりです。
これだけのために、こんな苦労をしたのかと思うと少し複雑な気持ちになりました。
この一件以来、食洗機をあまり勢いよく引き出すことはやめています。
ホース部分というのは故障原因になっている人も多く、ホース部分に油のようなものがたまっていたり、ホースが裂けていたりと、要チェックの場所かなと感じました。
修理後も点検口からしばらくは様子見
水漏れ箇所を確認して直したあとも、しばらくは注意深く食洗機を観察していました。
洗い物の量の違いやその他の条件の違いで、また水漏れが起きないか心配だったからです。
点検口の上に引き出しをセットするタイプで、引き出しをセットしてしまうと、点検口から確認するのが面倒になるので、しばらくは引き出しを入れずに、1日に1回程度は確認していました。
だんだんと3日に1回、1週間に1回などと確認の頻度を少なくしていき、もう大丈夫かなと思ったところで、引き出しもセットしました。
水漏れ修理した食洗機のその後
その後、3年ぐらいはなんの問題もなく作動していましたが、ある日突然スイッチが全く反応しなくなりました。
購入して14年、修理は考えずに買い替えをしました。
あくまで個人的な考えですが、スイッチが効かないなど電気系統が壊れている場合は、火事なども心配なので、業者に修理をお願いするか、買い替えをおすすめしたいところです。
修理か買い替えかは、使用年数が一つの基準かなと思います。
14年間使用した食洗機は、最後は自分で取り外して、市の粗大ゴミ回収で引き取ってもらいました。
ホースの固着も、いちど修理のときに外しているので、そのときは、なんなくできました。
取り外しの経験があったから取り付けはラクに感じた
自分で初めて取り替える人や自信がない人は、同じメーカーの後継機を選択した方がラクに取り付けられるのではないかと思います。
私もずっと使用していた食洗機の後継機を選びました。
ホース位置も同じだったし、配管接続もラクに感じました。
固着もないし、ネジももともと自分で締めているので、緩められないということもありませんでした。
ビルトイン食洗機の買い替えはそれほど頻度が高くないので、大きなモデルチェンジはなく、性能が上がることはあっても、形やサイズなどはあまり変わっていないように思います。
もともとある空きスペースにおさめなければならないですもんね。
私は、以前の食洗機に満足していたし、機能が増えてもそれが故障原因になったら面倒だなと思って、スタンダードモデルを購入しました。
自分で取り付けする人は、きっとネットなどで安く購入する人が多いと思います。
このとき、きちんと自分のビルトイン食洗機のスペースに入るかしっかりと確認しましょう。
メーカーHPの買い替え機種の検索を利用したり、メーカーのお問い合わせ窓口で確認してもいいですね。
パナソニックビルトイン食洗機買替え対応機種検索システムはこちらから
結局費用はどのくらいかかったか
費用だけを見ると、業者にお願いするより安いと思うかもしれませんが、その分、時間や労力がかかったと思います。
ただ、一度経験すれば、今度またビルトイン食洗機を買い換えるときに自分でできるなと思って、挑戦しました。
水漏れ修理のとき・・・道具代(3000円くらい)
買替え交換の時・・・・パナソニック食洗機本体(6万円くらい・ネットで購入)
古い食洗機廃棄代・・・500円くらい
私が購入した食洗機の後継機↓↓↓ 少し高くなってる Σ(っ゚Д゚;)っ
リンク
今現在、自分で取り付けた食洗機を使用していますが、今のところ問題はありません。
番外編 食洗機の色ってどうする? 化粧板はどうする?
ここまで読んでもらえているか分かりませんが、私も食洗機の色については結構迷いました。
もともと、化粧板がついていたのに、その色が廃盤になったとかで、化粧板をつけることが選択肢として強制却下されました。
もしかしたら、新しい食洗機にそのままどうにかして付けられるのではと思って実際に挑戦してみましたが、結果としてサイズが合いませんでした。
でも、うちの場合は化粧板がなくても全然違和感がなかったです。
最後は、シルバーよりもブラックの食洗機の方が安かったという理由だけで、ブラックを選んだのですが、キッチンの引き出しや扉の取っ手も黒だし、すっかり溶け込んでいます。
まぁこれがシルバーだったとしても、違和感はなかったと思いました。
食洗機が壊れると、不便になって大変だと思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです。
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